"がんになったら終わり"私もかつてはそんなことを考えていました。
がんだと診断された直後は、正しい情報も分からないまま辛さ・怖さなどの気持ちしかありませんでしたが、自分の気持ちを誰かに伝える事で可能性はゼロではない事に気づき、今もやりたい事を諦めずに過ごしています。
がんになってもやりたい事が出来るし、そのための選択肢もある。
この映画を通して、そのことを広く知っていただきたいと思います。
矢方美紀
元SKE48・タレント
がんが恐ろしいのは死ぬ病気だからではない。
私たちががんに関して無知であり、 誤った情報に惑わされてしまうからである。
2人に1人ががんになる現代、 これはがんに「殺されない」ために必見の映画である。
津川友介
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)医学部 助教授
がんが怖い。闘病の末に死ぬのが怖い。
怖いから知りたくない。でも知りたい…。
誰もが密かに持つそんな思いに応えたのは「対話」でした。
がんになったら人はどのようにそれを受け入れるのか。
誰がどんな形で力を貸してくれるのか。
現実的な情報がたくさん詰まった、信頼できるドキュメンタリーです。
瀧波ユカリ
漫画家
とても誠実な美しい映画でした。
様々な立場でがん治療に関わっている方々、患者さん達の生の声を聞けます。
しかしこの作品「がんを知るため、闘うための映画」というより「自分の生きる目的はなにか」を問う映画でした。
語られている事も興味深かったのですが、登場する方々の顔や表情がとても素敵でした。
100分以上、淡々とインタビューが続くだけなのに、飽きずにじっと見入ってしまいます。
劇場の大画面であの方々に対面できる(スクリーン越しに対話できる)という事こそ、この作品の真の魅力です。
『がんになる前に知っておくこと』お勧めします。
にいやなおゆき
アニメーション作家
二人に一人ががんになる時代。
女性は男性に比べて若い年齢でがんになるという特徴があります。
がんになる前に知っておけば心強いことがぎゅっとまとまった作品で、多くの人に見てもらいたいです!
宋美玄
産婦人科医/医学博士
「私はがんのことを何にも知らない」
主演の鳴神さんの語りから始まる専門家との対話。
2人に1人ががんになる時代、どれほどの人ががんのことを知っていると言うのか。
そしてがんになったらもうおしまいと言うわけではない。
がん経験者たちとの対話、その生き方から得られること。知ることは力になる。
ラスト、彼女の表情の変化に注目だ。
西智弘
緩和ケア医/一般社団法人プラスケア代表理事
がんに関する膨大な情報を前に、途方にくれているとき。
この映画は落ち着いて向き合う時間をくれる。
まだ関係ない、とどこか思ってしまっているとき。
誰しもが当事者になりえることを気づかせてくれるはずだ。
安田菜津紀
フォトジャーナリスト
誰しもががんになる可能性がある。
わたしの父はがんで死んだ。何人かの友人も。だから人はがんを恐れる。
恐れる割りには、いや恐れるからこそ、見ないようにしている。
結果、いざなってしまった時に慌ててしまう。
そうなってしまった時にどうしたらよいのかをこの作品は丁寧に示してくれる。
自身が、家族が、友人が、知人が、がんになったらまず観てほしい映画。
岡本和樹
映像作家
『がんになる前に知っておくこと』のキモは“(知性に基づいた)誠実さ”なのだと思った。
デマ映画が跋扈するドキュメンタリー界に希望をもたらす光になってほしい。
加藤孝信
キャメラマン